
庭でローズマリーを育てています。春夏にぐんぐん伸びたものをカットして、ハーブティーやハーブウォーター、ハーブソルト、お菓子の飾りつけとして楽しんだり、他にはチンキやオイルを作りました。
ローズマリーやハーブに関連する記事は、こちらもあわせてご覧ください。
ローズマリーはもっと増やしたいので、今年も挿し木に挑戦して、そのときの様子を以前記事にしました。
ローズマリーの他にも、いくつかの植物を同時に挿し木にして、キッチンの窓辺に置いて管理していました。今回は、その後どうなったかをご紹介します。
7月末〜8月に挿し木をして、1ヶ月くらい経って発根を確認したら外に植え付ける予定でしたが、残暑からの台風続きで悪天候の多い9月だったので完全にタイミングを失ってしまい、挿し木から3ヶ月近く経ってしまいましたが、現在の様子をレポートします。
目次
挿し木に挑戦した5種類(+1)と結果
挿し木にした植物は、ローズマリー・ルリマツリ・イングリッシュラベンダー・コリウス・レモンバーベナの5種類です。前回の記事には書いていませんでしたがアナベルの挿し木にも挑戦したので、すべての結果と今後の管理を、先にまとめておきます。

挿し木の結果と今後の管理
| 植物 | 結果 | 今後の管理 |
|---|---|---|
| ローズマリー | 成功(ポットの下まで根が回った) | 寒くなる前に外へ植え付け |
| ルリマツリ | 成功(根が回り、新芽も伸びた) | 鉢植えにして外へ。置き場所に気をつけて冬越し |
| イングリッシュラベンダー | 失敗(どの枝も発根せず) | 庭の元の株で冬越し。来年、適期に再挑戦 |
| コリウス | 成功(花まで咲いた) | 鉢に植え替えて室内で冬越し(日照不足・ハダニ対策) |
| レモンバーベナ | 発根したが、徒長・ハダニで断念 | ― |
| アナベル(番外編) | 発根と新芽を確認(経過観察中) | 外で冬越し(耐寒性あり) |
一つずつ結果レポート
ローズマリー(成功)


どの挿し木も枯れることなく育ってくれています。
たまに、こちらの「微粉ハイポネックス」という粉タイプの肥料を、少しだけ水に溶かして水やりのときに与えています。
液肥と成分の配合比が少し違い、室内水耕栽培などに向いている肥料です。
半日陰のキッチンの窓辺なので、そのまま育てると日光が足りず徒長してしまいやすいのですが、たまに肥料をあげていた効果か、今年は徒長することなく、きれいな形を保ってくれている気がします。とはいえ、やはり外で育てているものとの成長の差は感じているので、本格的に寒くなる前に外に植え付けてあげようと思います。
微粉ハイポネックスは、水耕栽培では水1Lに対して1g(約1000倍)が基本の目安とされています。使うときは、お手持ちの商品パッケージの表記もあわせて確認してください。
ルリマツリ(成功)
外で育てているルリマツリもぐんぐん成長して、今も絶やさずにきれいなブルーの花を咲かせてくれています。あまりにも生育旺盛で、真夏に支柱から大きくはみ出た枝を大量に剪定したので、もったいなくてその枝を挿し木にしてみました。
ポットの下からも確認できるくらい根が回っています。新芽も伸びていて、さらに大きくなりそうです。置き場所に気をつければ、外で冬越しもできそうなので、こちらも寒くなる前に外に植え付けたいなと思っています。




イングリッシュラベンダー(失敗)
イングリッシュラベンダーの挿し木は、過去に何度も失敗していて、今までに一度、数本仕込んだうちの1本だけ成功して、今もお庭の鉢に植わっています。
挿し木から約1ヶ月たった9月上旬の時点では、すべての葉がとてもきれいで、わき芽もちらほら見えてきていました。これはきっと発根している! しかもすべての枝で!と喜んでいました。引き続きこまめに水をあげながら様子を見ていましたが、9月末、数本の枝が少しずつ元気がなくなってきたので、一度土から出して発根状況を確認してみると、なんと、どの枝も発根していませんでした…(写真に残せず)。

以前の記事に「1ヶ月して新芽が出始めたら発根のサイン」と書きましたが、こちらのラベンダーには当てはまりませんでした。
葉がきれいで、わき芽が出ていても、根が出ているとは限りません。確実に確認したいときは、根が見える鉢に挿しておくか、根がポットの底から見えるようになるのを待つのが分かりやすいです。
改めてラベンダーの挿し木の難しさを痛感しました。ここでイングリッシュラベンダーの挿し木とはお別れしました。幸い庭にある元の株は元気なので、冬越し対策をして、来年またお花を楽しめたらいいなと思っています。
ちなみに、ローズマリーやラベンダーの挿し木は、一般的に5〜6月と9〜10月ごろが適期とされています。今回は真夏に挑戦したので、それも難しかった理由のひとつかもしれません。来年は適期にもう一度挑戦してみたいです。
コリウス(成功)


ルリマツリと同様に、どの挿し木もとても順調に発根しました。2ヶ月ほどたったころには、伸びた新芽からお花まで咲かせてくれました。咲き終わった後で知りましたがコリウスは花穂を摘み取ると、株がまとまりやすいそうです。
早めに外に植え付ければ、残暑の間も外でぐんぐん成長したかもしれませんが、10月末の今、外に出してもすぐに寒い季節が来てしまいます。コリウスは気温が10度を下回る環境では育てられないので、屋外では一年草扱い、または気温が10度を下回る前に屋内に取り込んであげれば、冬を越すこともできます。なので、一度ポットからちゃんとした鉢に植え替えをして、今年は屋内での冬越しに挑戦してみたいと思っています。

こちらは9月に撮影した元株のコリウスです。モリモリと成長した鮮やかなピンクとグリーンの葉が遠くからも目を引きます。見切れていますが上の方にブルーの花が咲いています。満開の時は本当に色のコントラストが綺麗で見る度に楽しませてくれました。10月末現在は朝晩の気温が下がり葉がだいぶ落ちてきていますが、挿し木が冬越しできたら来年もこんな風に楽しめるかもしれません。
レモンバーベナ(断念)

こちらも早いうちに発根していたのがわかったのですが、私がしばらく放置してしまっていた間に一部枯れてしまったり、残ったものもひょろひょろと徒長してしまい見た目が悪くなってしまったのと、一部にハダニが発生していたので、早い段階で離脱させてしまいました。
庭の元株は小さいですが今のところ元気なので無事に冬越ししてくれればよいなと思います。
番外編:アナベルの挿し木にも挑戦していました
アナベルを育ててみたかった理由

アナベル(アメリカノリノキの品種で、西洋紫陽花とも呼ばれます)は、ナチュラルなオフホワイトやグリーンの色味がとてもおしゃれで、ずっと育ててみたいと思っていました。日本の紫陽花の青や紫などのグラデーションの色味もとてもきれいなのですが、紫陽花とアナベルは見た目の違いだけでなく管理の仕方にも違いがあり、アナベルなら私にも育てられそうだと思ったのも選んだ理由の一つです。
- 紫陽花:剪定のタイミングが難しく、花後すぐに剪定しないと、翌年の花のつき方が変わってしまう
- アナベル:紫陽花よりも長い期間花を楽しめる。新しく伸びた枝に花がつくので、花後から春先までなら、いつ剪定しても翌年花をつけてくれて、サイズを調整しやすい
店頭で見かけるものは、ある程度のサイズの鉢に入っていて値段が高かったり、置き場所が決められなかったりしたので、来年に向けて、思い切って挿し木を購入してみることにしました。アナベルの挿し木は、比較的成功率が高いと言われています。
1回目の挑戦(失敗)
以前レモングラスの挿し芽をメルカリで買って無事に発根させることができたので、今回もメルカリで評価の高い出品者さんからアナベルの挿し木を購入してみました。ただ、残暑の厳しい時期(8月末)に購入したこともあり、一度目の挿し木は水切れをさせてしまい見事に失敗してしまいました。
アナベルの挿し木の適期は、一般的に6〜7月ごろとされています。残暑の時期は水切れしやすく、少し難易度が高かったのかもしれません。(向いていない時期に限ってすぐにでも育ててみたい欲がむくむく湧いてしまう、思い立ったら我慢の出来ない懲りない私です…笑)
2回目の挑戦
あきらめきれずに、すぐに再び同じ出品者さんから挿し木を購入して再挑戦しました。
① 届いた挿し木の切り口を、消毒をした切れ味の良いカッターで切り直します。
② 発根促進剤(メネデール)を100倍に薄めた水に、数時間さします。
③ 根の成長が見やすい鉢を用意し、水はけをよくするために、挿し木用土と赤玉土を混ぜた土に植えます。あらかじめ割りばしなどで穴をあけてから優しく挿し穂を挿します。
④ 底からあふれるくらいたっぷり水をあげた後、屋外の日陰で管理し土が乾かないように毎日様子をチェックします。



結果
挿し木開始から数日でついていた葉っぱが次々に落ちてしまい、また全滅かな…と思いつつ、あきらめずにしばらく管理を続けていたら、約1ヵ月後すべて葉が落ちた枝のうちの一本の根元から、新芽が出てきました。
そして驚いたのが、新芽が動かなかった他の枝は取り除いてしまおうと思って、一つを抜いたところ、なんとその枝も発根していたのです。ひょろひょろと細い根でしたが、てっきり枯れてしまったと思っていたので驚きました。慌てて丁寧に土に戻し、他の枝ももしかしたら発根しているかもしれないので、そのまま置いて様子を見ることにしたらその後別の枝からも新芽が出てきました。

これから気温が下がると、大きな変化は見られないかもしれませんが、うまくいけば来年、さらなる新芽に会えるかもしれないので今からとても楽しみです。
冬越しに向けての準備
改めて、今回挿し木に成功したのは、ローズマリー・ルリマツリ・コリウス・番外編のアナベルです。
【ローズマリー・ルリマツリ】
私の住んでいる場所は関東の平野部なので、よっぽどな寒波にならない限りは冬越しできそうです。しっかり根を張れるように、まだ気温が高めな今のうちに早めに外に出して、植え替えをしてあげたいです。
【アナベル】
もともと外で挿し木をしていて、耐寒性もあるので、根がしっかり張ってくれれば冬越しは心配なさそうです。
【コリウス】このまま室内管理で冬越しをすることになります。注意点は日照不足とハダニ対策です。室内でも、乾燥しているとハダニが発生しやすくなります。なるべく室内の明るく風通しの良い場所に置いて、水やりは控えめにしつつも、ハダニ予防のために定期的にスプレーで葉水をしてあげるのが良さそうなので、そこに注意しながら管理していきます。ただ、最近は葉の色が薄くなってきているなと感じているので、肥料や活力剤もうまく使いつつ、植物育成ライトの導入も検討中しているところです。
挿し木で使ったもの
【微粉ハイポネックス】
【メネデール】
【挿し木用土】
【赤玉土】
【根の成長が見やすい鉢】
【カッター】
気になること、まとめてみました
Q. 挿し木が発根したかどうか、どうやって確認すればいいですか?
A. 葉がきれいで新芽やわき芽が出ていても、根が出ているとは限りませんでした(今回のラベンダーがそうでした)。確実に確認したいときは、根の成長が見やすい鉢に挿しておくのがおすすめです。ローズマリーやルリマツリは、ポットの底から根が見えるほど回っていたので、分かりやすかったです。
Q. 挿し木の時期はいつがいいですか?
A. 植物によって異なりますが、ローズマリーやラベンダーは、一般的に5〜6月と9〜10月ごろが適期とされています。アナベルは6〜7月ごろです。真夏は難しいとされていますが、今回はエアコンの効いた室内の窓辺で管理して、発根したものもありました。
Q. ポットから外に植え付けるタイミングはいつですか?
A. 根がポットの底まで回ってきたら、植え付けのタイミングです。寒くなる前に植え付けておくと、しっかり根を張れるのでおすすめです。
まとめ
真夏に挑戦した挿し木のその後のレポート、いかがでしたか?最適な時期を待てず強行したこともあり失敗もありましたが、うまくいったものもありました。昨年半分以上失敗してしまったローズマリーが今年は全て発根したのでそれだけでも十分成果がありました。今回のレポートがどなたかのご参考になればうれしいです。
挿し木に限らず、ハーブやその他の植物を育てていて、丁寧に管理しているつもりでもうまく育たなかったり、疲れて世話をサボってしまっても意外と元気に育っているものもあったりして、ある程度の情報を知っていたとしても、正解は一つじゃないなとつくづく感じます。試行錯誤しながらお世話をして、小さな新芽を見つけたときの喜びはひとしおです。
あえて大きい鉢では買わずに、小さい苗からゆっくり育てて、買い足さずに挿し木で増やしたり。節約のためというだけではなく、自分の手で手間をかけながら、ゆっくりと変化していく姿を見るのが私の楽しみです。
実は最近、挿し木以外にも、室内で色々な植物を育て始めました。そちらも今後記事にしていきたいと思っているので、お楽しみに。
最後までお読みいただきありがとうございました!
↓ポチっとしていただけると励みになります♪

















コメントを残す