お祭りの金魚のその後|死なせてしまった反省と、今ならこうする対策

お祭りの金魚の その後

はじめに:金魚の記事を読んでくださった方へ

以前、夏祭りでもらってきた金魚の飼育について、2本の記事を書きました。

金魚の水槽を設置しました

「今回こそは長生きさせたい」と意気込んで書いた記事でしたが、実は2本目を公開してまもなく、金魚は死んでしまいました。

ご報告が遅くなったのは、ショックや残念な気持ちに加えて、あんなに意気込んで書いた後でどう書き出せばいいのか、ずっと迷っていたからです。

同じようにお祭りで金魚をもらってきて、この記事にたどり着いた方もいると思います。私の失敗が少しでも参考になればと思い、正直に書くことにしました。そして、その後我が家で熱帯魚を飼い始めた理由と、今の様子もお伝えします。

金魚のその後:大きな水槽に移して1週間足らずで

50cmの水槽が届いて金魚を移したときは、それまでの仮の容器より何倍も広くなり、元気に泳ぎ回る姿にほっとしていました。水槽台も用意して、子どものアイデアで背景にお人形を並べて可愛くなり、これでやっと落ち着いて育てられる、と思っていた矢先のことでした。

大きい水槽に入れて1週間足らずで、金魚は死んでしまいました。

5年前にもお祭りの金魚を1週間ほどで死なせてしまった経験があり、「今回こそは」と思っていただけに、本当にショックでした。しばらくは、何がいけなかったのかを探して反省する時間が続きました。

振り返って考えた原因

はっきりとした原因はわかりません。それでも今振り返ると、思い当たることがいくつもあります。

仮の容器の期間が長かった

水槽選びに迷っていた期間が長かったうえに、注文した水槽が在庫切れですぐに届かず、仮の容器で過ごす期間が長くなってしまいました。容器は5リットルほどと小さく、フィルターもエアレーションも付けていませんでした(酸素が出るタブレットは入れていました)。この期間に、少しずつ弱っていたのかもしれません。

きれいにしたくて、一度に換水しすぎていた

換水は1回に3分の1から半分にとどめるのが良い、というところまでは調べていました。2〜3日に1回という頻度自体は、悪くなかったのかもしれません。それでも「なるべくきれいにしてあげたい」という気持ちが勝って、1回に替える量がつい半分を超えてしまう日もありました。一度に水を替えすぎると水質が大きく変わり、かえって負担になることがあるそうです。

バクテリアについて詳しく知らなかった

当時の私は、カルキ抜きと温度合わせ、こまめな糞の掃除をしていれば水質は保てると思っていました。水槽の壁面やろ材に、糞や食べ残しから出る有害な物質を分解してくれるバクテリアが住みつき、そのバクテリアの働きが水質を支えているということを、なんとなく聞いてはいましたが、重要性をきちんと理解していなかったのです。新しい水槽には、まだバクテリアが定着していません。バクテリア剤の存在を知って早めに入れていれば、何か変わっていたかもしれません。

環境の変化と水流

新しい水槽に移してしばらくは元気に泳いでいましたが、環境が大きく変わったこと自体がストレスになっていた可能性もあります。また、エアレーションのいらない外掛けフィルターを使っていましたが、金魚にとっては水流が強かったのかもしれません。

そもそもの体調と、準備なく迎えたこと

お祭りの時点で、すでに病気を持っていた可能性もあります。そして何より、準備のないまま突然飼い始めたこと自体にも無理がありました。本来は、魚を迎える数日前から水槽に水を張ってフィルターを回し、水質を安定させておくのが良いそうです。お祭りの金魚がすぐに死んでしまいやすいのは、もともと弱っていることに加えて、準備なく飼い始めることが多いからだという声も聞きました。

原因はどれか一つではなく、いくつかが重なった結果だったのだと思います。

今ならこうする:お祭りで金魚をもらう前に知っておきたかったこと

金魚すくい

もし今、またお祭りで金魚をもらってきたら、私はこうすると思います。専門家の意見ではなく、あくまで失敗から学んだ私の考えとして読んでいただけたらうれしいです。

・仮の容器でも、できるだけ水量の多いものを使う(衣装ケースやバケツなど)
・仮の容器にも、フィルターかエアレーションをできるだけ早く付ける
・バクテリア剤を最初から使う
・換水は1回に3分の1程度にとどめ、「きれいにしたい」気持ちをぐっとこらえる
・フィルターのろ材を一度に全部新品にしない(ろ材はバクテリアの住みかになるため)
・本命の水槽は、魚を入れる前に水を張ってフィルターを回しておく
・アンモニアや亜硝酸がわかる水質検査の試験紙で、目に見えない水の状態を確認する

バクテリアがしっかり定着するには、数日ではなく数週間かかると言われています。すでに魚を飼っている人から、使っている水槽のろ材を少し分けてもらうのも一つの方法だそうです。

以前の記事では、ろ材の交換目安(活性炭は1ヶ月に1度など)を紹介していました。今はバクテリアを残すことを優先して、ろ材は飼育水で軽くすすいで使い続け、交換するときも一度に全部は替えないようにしています。

設備を無駄にしたくない:家族で話し合って熱帯魚へ

金魚がいなくなった後に残ったのは、50cmの水槽、水槽台、フィルター、そして買いそろえた小物たちでした。

ショックや反省の気持ちが続く一方で、せっかくそろえた設備を無駄にしたくない、という気持ちもありました。家族と話し合って、以前から興味のあった熱帯魚を飼ってみることにしたのが8月半ばのことです。

今度は金魚のときの反省を生かして、魚を迎える数日前から水槽に水を張り、フィルターを回して準備をしました。

それでも最初は失敗:数日前からフィルターを回しても足りなかった

準備をして迎えたつもりでしたが、最初の1週間は水質がなかなか安定せず、グッピーを何匹か死なせてしまいました。

後から知ったのは、バクテリアを安定させるには、バクテリア剤を入れたり、すでにバクテリアが付いたろ材を入れたりして、最低でも数週間は水槽を回すのが良いということです。数日では足りなかったのですね。

一方で、そこまでしなくても長生きする魚がいるのも事実です(実際、購入時に熱帯魚ショップの店員さんに数日前からフィルターを回していると告げると、「それなら大丈夫ですよ」と答えてくれました)。反対に、丁寧に育てていても、原因がわからないまま死んでしまうこともあります。熱帯魚について調べれば調べるほど、正解は一つではなく、自分の環境に合わせて試行錯誤することが大切なのだと感じるようになりました。

「私には魚の飼育は向いていないのかも…」

と一時期は落ち込み心が折れそうになっていましたが、あきらめずに情報収集と試行錯誤を続けました。今はバクテリア剤をうまく使いながら、ろ材にもバクテリアが定着してきたようで、水質はだいぶ安定しています。水質とバクテリアの話は、別の記事で詳しく書く予定です。

今の我が家の水槽たち

熱帯魚を飼い始めて2か月以上がたち、今では大小合わせて3つの水槽があります。

熱帯魚水槽

グッピー&ネオンテトラの50cm水槽

金魚が暮らしていた水槽を使っています。掃除のしやすさを重視して底砂は敷かず、流木と溶岩石に水草を括りつけてレイアウトしました。水草は、初心者にも管理しやすいミクロソリウムとアヌビアスナナの2種類です。水槽の上では、ポトスの水耕栽培にも挑戦しています。

今いるのは、グッピーの成魚が5匹、生まれた稚魚が二十数匹、ネオンテトラが4匹です。グッピーは我が家に来てから何度も赤ちゃんを産んでくれました。ネオンテトラは夫がお店で気に入って迎えた子たちで、なぜか縦にも大きく育ち、今ではグッピーより存在感があります。

グッピーとネオンテトラ
水槽上部の水耕栽培のポトス
水槽上部で水耕栽培しているポトス

オスベタ「ラムネ君」の水槽

グッピーについて調べているうちにベタに興味を持ち、ベタ専門店で迎えたハーフムーン(尾びれが半円状に大きく広がるタイプ)のオスです。青いヒレと薄ピンクの体で、名前は次女と一緒に考えました。こちらに気づくと寄ってきてくれる人懐っこさに、すっかりはまっています。ラムネ君の飼育方法も試行錯誤を重ねて今の状態になっています。詳しくは今後記事にしたいと思っています。

メスベタ3匹の水槽

ラズベリーソーダちゃん、スカイベリーちゃん、ピーチソーダちゃんの3匹です。名前は次女が体の色から考えてくれました。メスのベタは条件が合えば同じ水槽で飼えることもあると知って始めましたが、こちらも試行錯誤の連続です。詳しくは別の記事でお伝えします。

メスベタ 混泳
左からラズベリーソーダ・スカイベリー・ピーチソーダ

命とインテリアの間で:これから書いていきたいこと

熱帯魚を「一匹一匹大切な命として育てたい」のか、「インテリアとして楽しみたい」のか。正直に言うと、私はその間を取りたいと思っています。

そもそも熱帯地方に暮らす魚を日本の家で飼うこと自体が人間のエゴで、生まれた場所に限りなく近い環境で育てることには限界があります。それでも、小さくても命である以上、軽く扱うことはできません。そのうえで色とりどりの魚が泳ぐ姿を眺めたり、水草や流木のレイアウトを楽しんだりと、雑貨や絵を飾るのとはひと味違う、動く姿や時間をかけた変化を楽しめるのも熱帯魚飼育の魅力です。

これまで、このブログでは「いかにお金をかけずにそろえるか」を大切にしてきたところがあります。でも熱帯魚については、「ここはちゃんとしたい」「もっとこうしてあげたい」と思うことが増え、そこにお金や時間をかけることに価値を感じるようになりました。水草が育つ楽しさは、十数年続けているガーデニングや挿し木で植物を増やす楽しさにも通じています。

ローズマリー挿し木

私は専門家でも飼育歴の長い人間でもありません。だからこそ、迷いながら見つけてきた「我が家の正解」を、失敗も含めて記録していきたいと思っています。これから書いていく予定のテーマはこちらです。

  • グッピー&ネオンテトラの水槽で、そろえてよかったもの・なくてもよかったもの
  • 水質とバクテリアの話・グッピーの繁殖記録
  • 増えすぎたグッピーをどうするか
  • オスベタ・メスベタの飼育の試行錯誤
  • 手作りしたベタの隠れ家
  • 冬の水温管理

水槽の上のポトスをきっかけにはまってしまった観葉植物たちのことも、あわせて書いていく予定です。

気になること、まとめてみました

Q. お祭りの金魚がすぐに死んでしまうのはなぜですか?
A. はっきりとした原因は断定できませんが、もともと弱っていることに加えて、準備なく飼い始めることが多いからだ、という声があります。私の場合も、仮の容器が小さくフィルターがなかったこと、換水のしすぎ、バクテリアの知識不足などが重なったのだと思います。

Q. 水槽を立ち上げてから、魚を入れるまでどのくらい待てばいいですか?
A. バクテリアがしっかり定着するには、数日ではなく数週間かかると言われています。私は数日前からフィルターを回しましたが、最初の1週間は水質が安定せず、グッピーを何匹か死なせてしまいました。バクテリア剤を使ったり、すでにバクテリアが付いたろ材を入れたりして、数週間は水槽を回すのが良いと知りました。

Q. 換水はどのくらいの量・頻度がいいですか?
A. 1回に3分の1~多くても半分程度にとどめるのが良いとされています。「きれいにしたい」気持ちが強くて多めに替えすぎると、水質が大きく変わって、かえって魚の負担になることがあるそうです。

まとめ

金魚を死なせてしまった経験から、私が学んだことをまとめます。

・お祭りの金魚は、迎える準備が整っていないことが多い。
・仮の容器でも、水量とフィルター(エアレーション)、バクテリアを意識する
・換水は、きれいにしたい気持ちを抑えて控えめに
・水槽は魚を迎える前に立ち上げておく。数日では足りないこともある
・正解は一つではなく、自分の環境に合わせた試行錯誤が大切

金魚には申し訳ない気持ちがありますが、教えてもらったことを、今いる熱帯魚たちとの暮らしに生かしていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

↓ポチっとしていただけると励みになります♪

ブログランキング・にほんブログ村へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT US
あるぱか
関東郊外の戸建てに住む40代主婦、2児の母。外食より手作り、業者より自分で。お金をかけずに「できた!」を積み重ねる暮らしの記録です。料理・DIY・ハンドメイド・家電メンテなど、素人目線でやってみたことをそのまま書いています。