以前、庭で育てているハーブについてご紹介しました。
我が家の庭ではこの12種以外にも、その後買い足したものや過去に育てていたものもあわせると今までに20種近くのハーブを迎えてきました。
その中でよく聞かれるのが「虫がつきにくいハーブって何?」という質問です。正直なところ、育てる際に虫がつきにくいハーブというのは意外と限られています。ただし、うまく育てたうえで人や家まわりの虫よけとして活用できるハーブはたくさんあります。今回は、その両方の実感をまとめてみました。
目次
育てていて比較的虫害が少なかったハーブ

我が家で育てていて、比較的虫がつきにくいと感じたのはラベンダー・ローズゼラニウム・レモングラス・レモンゼラニウムです。香りが強いハーブは、やはり虫がつきにくい傾向がある気がしています。
アロマティカスも、昨年育てていたときはとても気に入っていました。蚊よけやゴキブリよけの効果も期待できると言われていて、窓を開けて過ごす季節は寝室のベランダの網戸の近くに置くようにしていました。室内では虫よけスプレーも併用していたので、ハーブ単体でどれくらい効果があったかは正直はっきりしません。それでも、体に優しい方法で香りも楽しみながら虫対策ができればと思っていました。残念ながら冬に枯れてしまい、今年は育てていませんが、また育てたいハーブのひとつです。

虫のタイプ別、見た目や状態が悪くなりやすかったハーブ
クモの巣状の巣を作るベニフキノメイガの幼虫(ローズマリー)

ローズマリーは、唯一ベニフキノメイガの幼虫が住みつき、クモの巣のような巣をあちこちに作ってしまいます。ベニフキノメイガはシソ科の植物に良くつくと言われています。食べられた部分はレース状に茶色くなり、食べられていない部分も葉の色が褪せて質感が変わり、株全体の見た目がかなり悪くなります。香り自体は残っているのですが、そうなってしまった葉を料理やハーブティーに使うのは、個人的にはちょっと気が引けてしまいます。地植えで株が大きければ影響は目立ちにくいですが、小さな鉢で育てている場合は放っておくと使える部分がなくなるほど状態が変わることもあります。幼虫が育つピークの時期を過ぎてから切り戻せば、また元通り楽しめるので、こまめにパトロールして幼虫と巣を見つけたら早めに取り除くようにしています。
ハダニ(タイム)
タイムはハダニがつきやすい印象です。水やりのときになるべく葉にもシャワーを当ててしっかり濡らすようにすると、発生を抑えやすい気がしています。
アブラムシ(アップルミント・パイナップルミント・カモミール)

アブラムシがついたのは、ミント系・特に毛羽立ちのある葉のアップルミントやパイナップルミント、カモミールでした。ただし発生する量は品種や年、環境によってかなり変わるようで、今年はほとんど被害がありません。ミントは毛羽立ちのある葉に多かったのは事実ですが、それが原因で虫が寄りやすいのかどうかは正直わかりません。むしろ厄介だったのは、収穫して洗い落とすときです。つるつるした葉についたアブラムシはさっと洗い流せるのですが、毛羽立ちに引っかかったアブラムシはなかなかきれいに落とせず、地味に手間がかかりました。
青虫(バジル・シソ)
バジルとシソは、我が家では青虫(種類は不明です)がよくつきます。ローズマリーにもついているベニフキノメイガの幼虫も見かけます。成長すればするほど食べられる量も増えてしまうので、見つけ次第すぐに取り除くようにしています。
アゲハチョウの幼虫(イタリアンパセリ・ディル)

イタリアンパセリやディルには、アゲハチョウの幼虫がよくつきます。粟やキビのような小さい白い粒が葉っぱについていたら幼虫の卵です。蝶々の幼虫を駆除してしまうのは少々気が引けますがせっかく種から育てたハーブを守りたいので、庭の端に置いてある昨年育てた古いイタリアンパセリの鉢に移動させるようにしています。なるべく駆除したくない虫にはあえて食べられてもいい鉢を作ってそこに誘導するという方法もおすすめです。
バッタ(ミント全般)
バッタが多かった年は、ミントの鉢が丸裸になるくらい食べ尽くされたこともありました。幸いミントは繁殖力が強いので、翌年にはまたぐんぐん増えてくれました。 バッタの雑食ぶりには毎年驚かされます。虫がつきにくいと言われるレモングラスもたまにバッタにかじられた跡がついています。
虫がついたときは、なるべく薬を使いたくないので、こまめに状態をチェックして、小さいうちに取り除くのが一番確実だと感じています。
この辺りはこちらの記事でも詳しく書いています。
虫よけとしての活用法

ガーデニングとして楽しむ分には虫がつきにくい種類は限られますが、乾燥させたり加工したりして人や家まわりの虫よけとして使えるハーブは多く、そういう意味では育てる楽しさが広がります。
ラベンダー・ローズマリー・ゼラニウムは、乾燥させてサシェにし、寝室や玄関、クローゼットに置いています。チンキを作ってスプレーにすれば、体に優しい虫よけスプレーとしても活用できます。
↓ハーブチンキの作り方についてはこちらの記事に書いてあります。
(調整中・少々お待ちください)
室内でも育てられる?
冬の間だけ室内で管理して冬越しできる種類も多いですが、我が家(関東)の場合、春から初冬にかけては外で育てたほうが生き生きと育つ気がしています。季節が終わるころにシソ・バジル・ミントを挿し木にして何度か室内(キッチンの窓際)で育てたことがあるのですが、茎が徒長してしまったりハダニがついてしまうことが多かったです。
徒長の原因や室内栽培の注意点をまとめてみました。
日当たりの良い場所の確保と適度な追肥と水やり、たまに外の風に当ててリフレッシュさせてあげるなど、室内で育てる場合でも丁寧なケアが大切なようです。上記の点に注意してまたシーズンが終わったら室内栽培に挑戦してみようと思います。
また、昨年十分な冬越し準備ができずレモングラスとアロマティカスを外で枯らしてしまったので、今年はしっかり冬越しできるように対策したいです。
気になること、まとめてみました(FAQ)
Q. 虫がついてしまったらどうしていますか?
A. 薬にはなるべく頼らず、こまめに株の状態をチェックして、虫が小さいうちに見つけて取り除くようにしています。手間はかかりますが、今のところこれが一番確実だと感じています。
Q. 虫よけとして具体的にどう使っていますか?
A. 乾燥させてサシェにして寝室・玄関・クローゼットに置いたり、チンキを作ってスプレーにしたりしています。庭でカットしてきて玄関に下げておくだけでも、香りを楽しみながら虫よけになります。
Q. 室内でも虫よけハーブを育てられますか?
A. 種類や環境によっては育てられると思いますが、我が家ではシソ・バジル・ミントを室内の窓際で育てようとしたところ、徒長してしまったりハダニがついたりしました。日当たり・風通し・肥料・水やりの仕方に注意することで失敗率を下げられそうです。
まとめ
ハーブの虫よけ効果や虫がつきやすい種類についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
「虫がつきにくいハーブ」を求めて育て始めましたが、実際には育てる際に虫がつきにくい種類は限られていて、むしろ虫よけとして活用できるハーブのほうが多い、というのが正直な実感です。
虫がついてしまっても、こまめなお手入れで十分楽しめるので、これからハーブを育ててみたい方の参考になれば嬉しいです。
育てているハーブについて・ローズマリーについては下の記事で詳しく紹介していますのでよかったらあわせてご覧ください↓
最後までお読みいただきありがとうございました!
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