ハーブの害虫対策、いろいろ試してみた|我が家の被害例と効果があった方法まとめ

春から夏にかけて庭のハーブが元気にすくすく育ってくれると本当に嬉しくなります。ところが同時に虫たちの動きも活発になり、気づけば葉が食べられていたり、アブラムシがびっしりついていたりと頭を悩ませることも増えてきます。

カモミールアブラムシ
アブラムシが付いたカモミール(イメージ)

ハーブも意外と害虫の被害に遭います

ハーブ=虫が寄りつかないというイメージは半分正解で半分は違いました。確かに虫除け効果の高い香り成分を持つハーブはありますが、すべてのハーブが虫に強いわけではありません。

特に柔らかい葉を持つハーブや、水分を多く含む茎はさまざまな虫の格好の餌食になります。育て始めた頃は無防備だったため、気づいたときには手遅れという経験を何度もしました。

バジル虫食い

ハーブにつく代表的な害虫

ハーブにつく害虫は大きく2種類に分けられます。

【葉を食べるタイプ】

  • 青虫・ヨトウムシなどのイモムシ類
  • ベニフキノメイガの幼虫
  • バッタ
  • ナメクジ
  • コガネムシの幼虫

【吸汁して弱らせるタイプ】

  • アブラムシ
  • ハダニ
  • コナジラミ

葉を食べるタイプは被害が目に見えやすいですが、吸汁タイプは気づいたときには大量発生していることが多く厄介です。

我が家の被害実例

実際に我が家で起きた被害をご紹介します。

【ローズマリー:ベニフキノメイガの幼虫】
葉の一部が茶色くレース状になって枯れてしまったり、蜘蛛の巣のような白い糸で葉がくるまれている箇所がところどころに発生しました。

【アップルミント・パイナップルミント:アブラムシ】
ふかふかとした毛羽立った葉の感触がアブラムシに好まれるようで、葉の裏にびっしりついていたことがありました。

【カモミール:アブラムシ】
花・ガク・茎部分にアブラムシがぎっしり付きました。種から育ててやっと咲いたお花をハーブティーにするのを楽しみにしていたのに、心が折れるくらいびっしり埋め尽くされてしまい一番悲しかった被害です。

【青しそ・バジル・ペパーミント:バッタ】
バッタにかじられてあっという間に虫食いだらけの葉になってしまいました。

対策法と試してみた結果

いくつかの対策を試してみました。正直な結果もお伝えします。

【物理的な対策】

  • イモムシ・バッタ:見つけ次第取り除く
  • アブラムシ:葉裏や茎など群がっている場所にシャワーを当てて飛ばす。ガムテープでくっつけて取ったり柔らかめのブラシで払い落とす。
  • ヨトウムシ:夜に活発になるので暗い時間に懐中電灯で探して取り除く(私は試したことはありませんが、効果が高いと言われています)

手間はかかりますが、ハーブは日常的に葉を摘んで使うものなので薬剤を使いにくい分、物理的な対策が一番現実的だと感じています。

→試した感想

バッタやイモムシなどの大きい虫には効果を感じました。私は虫が苦手なので最初は一匹払いのけるだけでも一苦労して心が折れそうでしたが、「ハーブを守るため!」と強い気持ちをもって見つけ次第こまめに取り除いていると、日に日に虫食いが減っていくのを感じられました。バッタは秋の終わりに土の中に卵を産みつけて翌年の6〜7月に生まれてくるそうです。近くの草むらからやってくるのだと思っていましたが我が家の花壇で生まれ育っている可能性も高いため、早いうちに駆除するのが大切だとわかりました。

一方でアブラムシは一時的に取り除けても、わずかに残った個体がまた増えて数日後には元通りとなることも多かったです。特にカモミールはアブラムシが大好きな植物で、他の植物をアブラムシから守る目的でわざと引き寄せるために近くにカモミールを植えるという方法があるくらいだそうです。また、アリがいるとアブラムシを天敵から守って増やしてしまうのでアリを排除するのも効果的と言われています。

【忌避スプレー系】

試したもの一覧です。

  • お酢スプレー(水で20倍程度に薄める)
  • にんにく・鷹の爪スプレー(酢またはアルコールで2週間漬け込んだものを20倍に薄める)
  • 木酢液スプレー(300倍以上に薄める)
  • ローズマリースプレー(煮出したものまたはチンキを20倍に薄める)

→試した感想

一時的に虫が嫌がる様子はありましたが、数日続けても大きな効果は感じられませんでした。安全な成分である分、気休めに近い補助的な効果と言った方が良いかもしれません。いずれも高濃度での散布は葉焼けの原因になるので注意が必要です。また、にんにく・木酢液のスプレーは収穫予定の数日前からは使用を避けた方が良いです。

【市販の薬剤】→観賞用の花には効果あり

ベニカファインスプレーを試してみました。ヨトウムシに食い尽くされていたジニアの花やイモムシにやられていたくちなしには効果があり、きれいな花や葉が戻ってきました。

ジニア
元気を取り戻したジニア

ただしハーブへの使用は使用後14日間収穫できないため、日常的に葉を使いたいハーブには向いていません。収穫14日以上前の野菜や観賞用のお花への使用がおすすめです。

【その他の予防策】

  • 不織布や防虫ネットをかぶせて虫を寄せ付けない。
  • プランターや鉢の置き場所を変える・高い場所に移す
  • 定期的に剪定して風通しを良くし虫が隠れる場所を減らす

虫の被害がほとんどないハーブ3種

毎年育てていて、ほとんど虫の被害がないハーブが3種あります。

ローズゼラニウム
「テルピネオール」「シトロネロール」という防虫効果の高い香り成分を含んでいます。

レモングラス
「シトラール」「シトロネラール」という成分が虫を寄せ付けません。

ラベンダー
「リナロール」という成分がダニや蚊にも効果があります。

これらは今まではハーブティーや香りを楽しむ目的で育てていました。ローズゼラニウムは蚊よけ効果が高いと聞いていましたが、ダニよけ効果もあることがわかったので、これからは室内の虫対策にも活用していきたいと思っています。

まとめ

ハーブ×お花ガーデン

ハーブの害虫対策、いかがでしたか?

試してみてわかったことをまとめるとこの3つです。

  • ハーブは虫に強いイメージがあるが意外と害虫の被害に遭いやすいものもある
  • 食用ハーブには薬剤を使いにくいので物理的な対策が一番現実的
  • ローズゼラニウム・レモングラス・ラベンダーは虫が寄りつきにくく育てやすい

今年は幸いまだアブラムシとベニフキノメイガの発生はなく、ミントやローズマリーは安心して使えています。現在はバッタの赤ちゃんが増えてきたので見つけ次第駆除しながら様子を見ています。

虫の被害を完全にゼロにするのはむずかしく、逆にそれは植物を育てるうえで不自然なことでもあります。庭のハーブを楽しみながら虫と上手に付き合っていけるよう、これからも試行錯誤を続けていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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