
ローズマリーは私が育てているハーブの中でもお気に入りのひとつです。
採ったばかりのフレッシュなローズマリーの香りが一番好きで、庭に出るたびについ触れてしまいます。料理・ハーブティー・サシェ・チンキと活用法が本当に幅広くて、一年中何かしらの形で生活の中に取り入れています。
今回はそんなローズマリーのさまざまな楽しみ方をまとめてご紹介します。
フレッシュなローズマリーが大好きです
市販のドライハーブやアロマオイルも便利ですが、やはり庭で摘みたてのフレッシュなローズマリーの香りは格別です。触れた瞬間にふわっと広がる爽やかな香りに、いつも癒されています。
種類によって香りが少し異なるのもローズマリーの面白いところです。爽やかなものから少し薬っぽいものまでさまざまで、私が育てているものの中ではトスカーナブルーという品種の香りがお気に入りです。
(必ずしも「品種の違い=香りの違い」と言うわけではなく、生育環境や収穫の時期によっても含まれる香りの成分が変わることもあるようです。)
出かける前に庭でローズマリーを摘んで軽く叩いてから車内に置いておくと、天然のカーフレグランスになります。市販の芳香剤にはない自然でやさしい香りが車内に広がるのがとても気に入っています。
ローズマリーには殺菌作用・虫除け効果・集中力を高める効果も期待できると言われています。香りを楽しみながら嬉しい効果も得られる、まさに万能なハーブです。
香りを楽しむ(サシェ・車内芳香剤)
乾燥させたローズマリーをオーガンジー素材の巾着やコーヒーフィルターに包むだけで簡単にサシェが作れます。
枕元に置くと眠る前にふんわりと香りが広がってリラックスできます。また外出用のバッグに忍ばせておいて、疲れたときにそっと取り出して香りをかぐだけで気持ちがすっきりします。天然のアロマとして日常のさまざまな場面で活躍してくれますよ。
サシェの作り方
① 収穫したローズマリーを風通しの良い場所で乾燥させる
② 乾燥したらオーガンジーの巾着やコーヒーフィルターに入れる
③ 口をリボンや麻紐で縛って完成
💡 コーヒーフィルターで作る場合はホチキスで留めるだけでも大丈夫です。手軽に作れるのでプレゼントにもおすすめです。

料理に使う(肉料理・フォカッチャ・ローズマリーソルト)
ローズマリーは料理との相性も抜群です。特にお肉との組み合わせが大好きで、我が家では定番の使い方になっています。
【ローストチキン・ローストポーク】
フライパンにオリーブオイルとローズマリーを入れて先に熱し、香りを出します。そこにお肉を入れて表面に焼き目をつけてからオーブンでじっくり焼くと、香り豊かなローストチキン・ローストポークの完成です。味付けは塩コショウ・レモンのシンプルなものが好きです。もちろん魚料理にも合いますよ。
【ローズマリーフォカッチャ】
前日の夜に生地を仕込んで冷蔵庫で寝かせておき、翌朝軽くこねて広げます。オリーブオイルをたっぷりかけてベーコン・オリーブ・刻んだローズマリー・岩塩・こしょうを散りばめ、指でぽこぽこ穴をあけてオーブンで焼くと絶品フォカッチャのできあがりです。(写真はガーリックやチーズもプラスしています)


💡 品種によってはローズマリーを入れすぎると香りがきつくなることがあります。最初は少なめに入れて調整してみてください。
【ローズマリーソルト】
乾燥させたローズマリー(小さじ1)を細かく刻んで塩(大さじ4)と一緒に保存瓶に入れてよく混ぜるだけで完成です。しばらく置くと味がなじんでさらに美味しくなります。お好みでガーリックパウダーを加えても。
料理に加えたり、オリーブオイルと混ぜてバゲットにつけて食べるのも最高です。一度作るとリピートしたくなりますよ。
ハーブティー・ハーブコーディアル

【ローズマリーハーブティー】
いくつかのハーブを組み合わせてお湯を注ぐだけで本格的なハーブティーが楽しめます。ローズマリー単体でも美味しいですが、ミントやレモンバーベナと合わせると爽やかさがアップします。
シンプルな楽しみ方として、普段飲んでいるセイロンティーなどの紅茶にローズマリーを一本加えるだけでもOKです。いつもの紅茶がほんのりハーブの香りをまとって、ちょっと特別な一杯になりますよ。
【ハーブコーディアル(ハーブシロップ)】
ローズマリーをたっぷり楽しみたいときはハーブコーディアルがおすすめです。
作り方
① ハーブ・水・砂糖を1:2:4の割合で鍋に入れる
② 中火で5分ほど煮てハーブを取り出す
③ さらに10分ほど煮詰めてとろみが出たら火を止める
④ レモン汁を少々加えて完成
水やお湯で割ってはもちろん、炭酸で割るとさっぱりして特に美味しいです。ハーブの量やレモン汁はお好みで調整してみてください。
💡 シロップは清潔な保存瓶に入れて冷蔵庫で保存してください。1〜2週間を目安に使い切りましょう。
チンキを作る

先日ローズマリーチンキを作ってみました。チンキとはハーブをアルコールに漬け込んで有効成分を抽出したもので、さまざまな用途に使える万能アイテムです。
【材料】
- フレッシュなローズマリー 適量
- 無水エタノールまたは45度以上のお酒(ウォッカ・ホワイトリカーなど) 適量
- 煮沸消毒した保存瓶
【作り方】
① ローズマリーをよく洗い、水気をしっかり切って枝から葉を外す
② 煮沸消毒した瓶にローズマリーを入れる
③ アルコールをローズマリーが空気に触れないようギリギリまで注いで蓋をする
④ 冷暗所で1か月以上漬け込む(数日おきに上下をひっくり返すと良い)
⑤ アルコールに色がついたらコーヒーフィルターや網で葉をこして瓶に戻して完成
【活用法】
- 少量のチンキを精製水に混ぜてルームスプレーや虫除けスプレーとして
- ヘアスプレーとして(ふけやかゆみを防ぎ、髪を健康に保つ効果が期待できます)
- お気に入りの化粧水に少量混ぜて
- 飲料用アルコールで作った場合は飲み物に混ぜても
💡 アルコールに弱い方や肌が敏感な方は使用前にパッチテストを行ってください。また飲用として使う場合は必ず飲料用アルコールを使用してください。

ちなみにこちらは昨年作ったローズゼラニウムとレモンゼラニウムのチンキです。
さまざまなハーブで作ることが出来るのでお好みの香りのハーブでぜひ作ってみてください。
まとめ

ローズマリーの楽しみ方、いかがでしたでしょうか。
サシェ・料理・ハーブティー・コーディアル・チンキと、一つのハーブでこんなにたくさんの使い方ができるのがローズマリーの魅力です。庭に一株あるだけで暮らしがぐっと豊かになりますよ。
ポイントをまとめるとこの3つです。
・フレッシュなままサシェや料理に使うと香りが格別
・ハーブコーディアルは炭酸割りが特におすすめ
・チンキは1か月漬け込むだけでルームスプレーや化粧水など多用途に使える
ローズマリーはホームセンターや園芸店で手軽に手に入ります。まずは一株育ててみて、いろいろな楽しみ方を試してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
【おまけのおはなし】
「西の魔女が死んだ」(2008 年公開)と言う映画は好きな映画の一つです。中学生の女の子と森の中で暮らす祖母の関係を描いたとても感動的なストーリーなのですが、その中の、洗濯したシーツをローズマリーの茂みの上にバサバサと広げながら乾かして香りを移すシーンが印象的で「わぁ~素敵だな~」とうっとりしながら観ていたのを覚えています。他にも自然の恵みを大切にするシーンがたくさんちりばめられていて、20年近く前の映画(原作の本は30年以上前)ですが、今だからこそ刺さる内容も多い映画だなぁと思います。










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